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歯医者嫌いだった歯科医師からの提案

インタビュー
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昔は患者だった私が思う、
患者さまへの配慮

「怖い・痛い」など、歯科医院に不安を抱えている方は多くいらっしゃいます。私も子どもの頃、歯科医院で怖い思いをしました。
そのため、患者さまには同じ思いをさせたくないと思っています。「痛みの少ない治療」「リラックスできる空間作り」に力を入れることで、どなたでも気軽に通える歯科医院を目指しています。

各診療スペースが個室になっていて、それぞれコンセプトがあるデザインになっていると思います。簡単にご紹介していただけますか?また、どういったお考えで歯医者としては特徴あるデザインを採用されたのか教えてください。

それぞれのコンセプトは、Aが「映画」、Cが「野球」、Dが「宝塚」、Eが「サッカー」、Fが「金の茶室」となっています。Bは婦長のクリーニングルームとなっており、患者さまからいただいたものを飾るなど、「患者さまと一緒に作った部屋」というコンセプトです。 このようにしたのは、「歯科医院=嫌な場所であることを忘れて通っていただきたい」という想いがあるからです。白い壁は1枚もなく、良い意味で歯科医院らしさを取り除けるように努めています。歯科医師・スタッフは白衣も着用しませんし、とにかく患者さまがリラックスして過ごせる空間を意識しました。

「歯科治療=痛い」というネガティブなイメージが根強くあります。そこで「痛みへの配慮」として行っていることについて教えてください。

まず、表面麻酔を長くしっかりと浸透させることです。これがとても大切です。当院では歯茎に塗ってから5分~10分かけてゆっくり待ちます。また、麻酔注射を行う際は、最初は刺したかどうか分からないくらいで1滴、それから時間をかけて中まで注入していきます。1滴入れたあとも時間を置くことで、ほとんど痛みを与えることなく麻酔を行うことが可能です。 麻酔だけでも15分~20分ほどかけており、細心の注意を払いながら、リラックスして治療を受けていただけるように心がけています。

歯を一度削ってしまうと元の天然歯には戻りません。歯を守るために患者さまに知ってほしいポイントを教えてください。

歯磨きをしっかりと行うことで、病気にかかるリスクを抑えられるということです。そのため、お越しいただいた方には、歯磨きに力を入れていただくようお伝えしています。 ブラッシング指導を通してより良い磨き方をお伝えしていきますが、まず始めは歯磨きの回数を増やしていただきたいと思います。歯磨きをすることで唾液がめぐり、歯がコーティングされるだけでも、虫歯のリスクを軽減できるからです。1回の時間や磨き方は問いませんので、回数を多く、就寝前は時間をかけて歯磨きをしていただきたいと思います。

患者さまへの負担を抑えるために導入した、こだわりの設備や機器があれば教えてください。

拡大鏡は、どの治療においても欠かせない機器となっています。肉眼では見えなかったものまでしっかりと見ることができ、これまで気にならなかった箇所まで細かな治療が行えるようになっています。再発を防ぐ意味でも大切です。 また、歯科用CTはレントゲンよりも放射線量が少なく、お口の中を立体的に確認することができるので、事前にリスクまで判断できるようになりました。特にインプラント治療においては欠かせない機器となり、患者さまの負担を軽減できるので重宝しています。

お子さまへの治療で配慮されていることを教えてください。

お子さまの治療は、できるだけ女性の歯科医師が対応しています。女性の歯科医師には、男性にはない柔らかな雰囲気があり、怖がっていたお子さまも落ち着いて治療を受けていただけると思うからです。 また、いきなり治療を行うことはありません。まずはお話をしたり、一緒に遊んだりして、慣れていただくことから始めています。私自身、子どもの頃に歯科医院でとても怖い思いをしたことがあるので、お子さまに同じ思いをさせないよう、とても気を配っています。

地域の皆さまに愛されている、ご支持されていると考えるポイントについて三つほど教えてください。

私は、地域の皆さまに当院が愛されているとは思っていません。歯科医院とは恐怖の対象であり、どうしてもお口のことで困っているから行く場所であると考えています。 ご来院される患者さまは、お口のことを任せられる存在だと思ってくださっているかもしれませんが、好きではないと思います。「嫌いでもないけど好きでもない」。この目線を大切にして、歯科医師だからと尊大な態度は取らないことにしています。日々、お越しいただいた方のお悩みに、真摯に向き合ってまいります。

スタッフのみなさんと接してみて、小田院長の考えをしっかりと理解して、小田歯科の雰囲気を作り、盛り上げているように感じました。そのためにどういった指導を行っているのか、教えてください。

自分で考えて行動してもらうことを大切にして、そのための選択肢を私から提示するようにしています。そして、話し合いでスタッフそれぞれが自分の意見をしっかり主張し、今後どうするのかをみんなで決めていきます。 スタッフは、家族よりも長く同じ時間を共有しています。そのため、私はスタッフのことを愛してあげたいと思っています。「小田歯科」という一つのコミュニティの中で一緒に仕事をし、達成感を全員で共有できるようにみんなを引っ張っていきたいと思います。